名古屋城の天守閣を見学してきました!その体験レビュー
【名古屋城観光レビュ− 9/15】
名古屋城天守閣の見学体験レビュ−です。
やはり城へ行ったら、天守閣は見ておきたいですね。
さて、名古屋城の天守閣は木造ではなく鉄筋コンクリ−ト製。
これは太平洋戦争で空襲に遭い、焼失してしまったからです。
詳しくいうと、昭和二十年(1945)5月の名古屋空襲の時、名古屋城の天守閣は焼夷弾の直撃を受けて小天守と主に炎上焼失しました。
この時の空襲で本丸御殿や東北隅櫓、あと正門やシンボルだった金鯱なども焼失。
その後、昭和三十四年(1959)に名古屋市民や地元商店街、そして全国からの寄付によってコンクリ−ト天守として再建されたものです。
ちなみに天守閣の高さですが、石垣の天守台が19.5m。
建物が36.1m。
合計55.6メートルです。
現在では本丸御殿の復元と共に天守閣の木造再建の声も上がっています。
石垣は加藤清正が組みました!
名古屋城は徳川家康の命により西国諸大名二十家が築城に携わりましたが、それぞれ築城する時、担当の区域がありました。
天守閣は加藤清正が担当。
熊本城と同じように独特の反りがありますね。
これを扇の勾配(おうぎのこうばい)といって、上に行くにしたがって角度が急になる組み方になってます。
コンピュ−タ−も機械も無かった時代にこれだけ美しい反りを表現できたとは、清正の築城技術のスゴさがわかりますね。
ちなみにこれらの石は、愛知県の南の三河湾に浮かぶ篠島(しのじま)から持ってきたといわれています。
篠島には清正が名古屋城築城の石材を調達したといわれる石切り場が残っています。
また大天守の石垣をよく見ると、一ヶ所だけなにやら文字が刻んであります。
これは、加藤肥後守内小代下総と刻んであります。
清正の事です。
自分が組んだという事を石垣に残していますね。
この刻銘(こくめい)は、天守の東北側から見る事ができます。
本丸の外、つまり不明門の外側から天守の石垣を見るカタチになります。
よく見ないと見落としてしまいそうなポイントですが、案内看板も建っています。
いよいよ天守閣に登ってみる
いよいよ天守閣に登ってみます。
その前にチェックしたいのがエレベーター。
そうなんです。
名古屋城の天守閣はエレベーター付き。
これで車椅子の方も大丈夫です。
ちなみに名古屋城天守閣の入場料は無料。
本丸御殿と同じく、名古屋城の入場料を払えばタダで入れますので、個別に料金を払う必要はありません。
そして名古屋城の天守閣の地図。
まずは小天守に入り、大天守に繋がっています。
小天守は地下1階、地上3階。
大天守は地下1階、地上7階です。
小天守を抜けて大天守に入るとそこが地下1階。
ココにはいろんなものが展示してありますが、そんな中でもチェックしておきたいのがこの井戸です。
黄金水(おうごんすい)という名前が付いたこの井戸は、籠城に備えたものといわれていますが、名古屋城の埋蔵金伝説が残る井戸でもあります。
現在では塞がっていますが見学することは可能。
名古屋城の天守閣の中には、階ごとに違ったテ−マの展示物があります。
これらの展示物は定期的に変わっているみたいです。
私は甲冑や武具なども好きなのですが、もちろんありますよ。
あと、本丸御殿の焼失前の写真とか、金シャチの写真もあります。
また天守閣の中には体験ゾ−ンもあります。
これは名古屋城築城時の工事の体験ゾ−ンで、石垣を引くときの重さを体験できます。
クレ−ンなどの重機が無かった時代、名古屋城の石垣の石は全て人力で運び込まれたワケですが、その時、石の下にいくつもの丸太を敷いて、転がすように引きました。
ロ−プを引っ張り、合格値まで来ると、カンカン音が鳴ります。
結構人気の体験ゾ−ンです。
そして最上階は展望台になっていますが売店もあります。
修学旅行定番の土産物や最近の歴史ブ−ムを意識したものもあります。
名古屋でお土産を買う場合、この天守内部の売店ともう一ヶ所正門横の売店があります。
どちらも販売しているものが違ったりしますので、良さそうなものがあったら即チェックですね。
そして定番の城メダル。
名古屋城ではココでしか販売されていません。
実は私も城メダル集めていますww
昭和の頃からあるよね。
どこで作ってんだろ?
そして天守最上階からの景色。
緑が多い名古屋城ですが、一歩外に出るとビル群が立ち並んでいます。
東西南北と違った景色が楽しめます。
さて、こんなカンジの名古屋城天守閣ですが、私の感想は、この天守閣はできるだけ時間をとってゆっくり見学することをオススメしたいです。
その理由は展示物と人の多さ。
また天守内部にはエレベーターもありますが、週末はどうしても混みますので、そんな時は階段を利用するのが良いです。
エレベーターを使う場合、天守閣に入ったらいきなり最上階の展望台を目指します。
そこから階段を使って降りてくるという見学パタ−ンがオススメ。
時間の許す限り、じっくりと見学したい名古屋城天守閣です。
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